冬は一年でいちばん空が澄み、キャンプ場はすいていて、料金もお得です。そのかわり、失敗の余地はほとんどなくなります。寒い夜、使える明るさが9時間ほどしかない日中、チェーン規制、季節による閉鎖は、あとから回避する障害ではなく、ルートを組み立てるときの前提です。
寝具は昼ではなく夜の寒さに合わせる
セントラル・オタゴでは、15℃の晴れた午後のあとに氷点下の夜が来ることがあります。寝袋と断熱マットは、泊まる中でいちばん寒い場所の最低気温に対応したものを選び、さらに余裕を持たせましょう。快適温度の表示は楽観的なもので、寒い夜は本当につらいものです。
マットは寝袋と同じくらい大切です。体の熱の大部分は、下の地面や車の床へ逃げていきます。いい寝袋を使っても、夏用のマットでは寒いままです。バンなら、毛布を増やす前に床と窓を断熱しましょう。
- 予報の最高気温でなく夜の最低気温に合わせる
- 暖かい寝袋より断熱マット
- バンの床と窓から熱が逃げる
結露を防ぐ
閉め切ったバンの中で4人が呼吸すると、驚くほどの水分が出て、寝具、壁、そして最後にはマットレスにたまっていきます。外が氷点下だと換気するのはためらわれますが、ずっと閉め切ったままでは、2日目の朝には寝具が湿ってしまいます。
夜は風下側の通気口か窓を少しだけ開け、日が差したら寝具を干しましょう。窓の結露は朝のうちに拭き取り、パッキンや布製品にしみ込ませないようにします。
車内は安全に暖める
暖房は、車に備え付けでメーカーが認めたものだけを使いましょう。持ち運び式のガスヒーター、キャンプ用コンロ、バーベキューグリルを車内で使うと一酸化炭素が発生します。一酸化炭素は無臭で、ニュージーランドでも車内で寝ていた人が亡くなっています。閉め切った空間で、即席で車内を暖める安全な方法はありません。
ディーゼル式やガス式のヒーターが付いているなら、出発前に動作を確認し、排気の仕組みを把握しておきましょう。一酸化炭素警報器は安く手に入り、燃料を燃やす器具のある車なら備えておく価値があります。
- キャンプ用コンロで車内を暖めない
- 一酸化炭素は無臭
- 燃料を使うなら一酸化炭素警報器を
チェーン、タイヤ、山道の規制
リンディス峠、クラウン・レンジ、アーサーズ・パス、デザート・ロード、ミルフォード・ロードは、どれも急にチェーンが必要になることがあり、予報に関係なく旅の間ずっとチェーンを積むよう求めるレンタル契約もあります。みぞれの中、路肩で初めてチェーンを付けるのは本当に大変です。
出発前に、明るいうちに乾いた場所で装着の練習をしておきましょう。タイヤの溝と空気圧を確認し、寒さは弱ったバッテリーを容赦なく見つけ出すので、バッテリーの状態も確かめます。峠越えのルートを計画する前に、レンタル会社の冬季の制限も読んでおきましょう。
ブラックアイスと日陰のカーブ
ブラックアイス(路面の見えない凍結)は、道路がただ濡れているように見える場所にできます。多いのは日陰、橋の上、そして日の出直後と日没前の時間帯です。前触れもグリップもなく、よくある失敗は、滑ったと感じた瞬間に急ブレーキや急ハンドルをすることです。
日陰の区間に入ってからではなく、入る前に減速し、車間距離は夏の感覚よりずっと長くとりましょう。山越えは、道路に日が当たるまで待ってから出発します。到着が2時間遅れることくらい、議論するほどの損失ではありません。
- 日陰と橋から先に凍る
- 減速はカーブの中ではなく手前で
- 道路に日が当たるまで待つ
日照時間を軸に1日を組む
真冬の南部で使える明るさはおよそ9時間で、谷間ではさらに短くなります。撤収し、運転し、立ち寄り、泊まる場所を探すと、ほとんど残りません。2月の旅より区間を短くし、散策には必ず引き返す時刻を決めておきましょう。
明るさに余裕があるうちに着くようにしましょう。サイト選び、車の水平出し、アクセスの確認は、暗く寒い中ではどれも難しくなり、昼間ならすぐにおかしいとわかるサイトも、夜だとつい受け入れてしまいます。
閉鎖や設備の縮小を見込んでおく
DOCのキャンプ場の多くは冬に閉鎖されたり水道が止められたりし、雪のあとはアクセス道路が通行止めになるところもあります。小さな町のホリデーパークも、営業時間を短縮したり、完全に休業したりすることがあります。夏向けに書かれた掲載情報からはこうしたことはわからないので、泊まる場所を決める前に、そのサイトの情報と最新のDOCの警報を確認しましょう。
水、食料、充電は計画より多めに用意し、キャビンやモーテルに泊まるのは、失敗ではなく天気に合わせた普通の判断と考えましょう。冬は、ときどき部屋にお金を払うことが、旅のほかの部分をうまく回すカギになる季節です。
- 掲載されているかではなく開いているかを確認
- 水は計画より多めに
- キャビン泊も立派な判断
ルート上のスポット
出発前に確認
ルールや状況は変わります。出発前に公式情報と、目的の公園やキャンプ場のページをあらためて確認してください。
よくある質問
ニュージーランドで冬にキャンプはできますか?+
はい、道路が一年でいちばん空いている時期です。制約は法律ではなく実際的なもので、一部のDOCのキャンプ場や山道は閉鎖されたりチェーン必須になったりし、日照時間は短く、断熱やヒーターのないバンはすぐにつらくなります。
ニュージーランドで冬がいちばん穏やかなのはどこですか?+
いちばん暖かいのは北島北部で、ノースランドとコロマンデルは一年中キャンプができます。霜がいちばん厳しいのはセントラル・オタゴとマッケンジー地方で、ウェストコーストは穏やかですが雨がとても多い地域です。
そのまま旅へ
立ち寄り先を保存して、旅全体を計画
保存したスポットから順路を組み、距離を計算し、日付、メモ、やることリストもまとめておけます。



