キャンピングカーは、Class 1(普通車)の免許で運転できる車であっても、乗用車とはまったくの別物です。車両の受け取り時には、高さ、幅、長さ、積載時の重量に加えて、レンタル契約で走行が禁止されている道路をすべて確認しましょう。

01

動かす前に寸法を確認

車両の寸法は、運転席から見える場所に書いておきましょう。屋根の換気口やエアコンユニット、自転車ラック、車体後部のはみ出し(リアオーバーハング)は、通れる高さや取り回しに影響します。

走行中は、同乗者全員が認可された座席に座り、シートベルトなどで体を固定する必要があります。ベッドや後部の居住スペースは、乗車位置として認証されていない限り、座席としては使えません。

02

車の大きさに見合った余裕を

ブレーキは早めに、カーブはゆっくり、車間距離は長めにとりましょう。ミラーは意識して確認し、後続車がいたら、路肩が整備された安全な待避スペースで先に行かせます。

強い横風を受けると、背の高い車は車線をまたぐほど流されることがあります。ハンドルの修正が絶えず必要になったら、スピードを落とすか、車を止めましょう。

03

走行禁止の条件を守る

レンタル契約では、一般の通行が認められている場所であっても、ビーチや未舗装路、契約書で名指しされた辺境のルートでの走行を禁止している場合があります。保険が適用されるかどうかも、同じ条件に左右されることがあります。

低く張り出した枝、重量制限のある橋、深さのわからない渡河地点(フォード)の手前では、いったん止まりましょう。立ち往生しても救援を呼べば済む、というものではありません。通れるだけの余裕があるかを先に確かめることが肝心です。

04

出発前に車のサイズを頭に入れる

車の高さ、長さ、重量を書き出し、運転席から見える場所に置いておきましょう。高額な損傷につながりやすいのは高さで、駐車場の入口、ドライブスルー、ガソリンスタンドの屋根、市街地のいくつかのアンダーパスが要注意です。

営業所を出る前にミラー、死角、バックカメラを確認し、車の周りをひと回りして確かめましょう。レンタルのキャンピングカーの損傷の多くは、駐車場で低速のときに起きています。

覚えておきたいこと
  • ダッシュボードに車高をメモ
  • 損傷の多くは駐車場で起きる
  • 出発前に車の周りを一周
05

全員が正規の座席に座る

走行中、ベッドやシートベルトのないダイネット(テーブル付きの座席)、居住スペースは乗車位置になりません。乗る人全員に、ベルトがきちんと使える認可済みの座席が必要です。7歳未満の子どもにはチャイルドシートが義務づけられていて、定められた基準を満たすものを使う必要があります。

走り出す前には毎回、固定されていない物をすべて片づけて固定しましょう。急ブレーキをかけると、戸棚の扉やガスボンベ、水の入ったやかんでさえ凶器になります。しかもキャンピングカーは乗用車より止まるのが遅く、ブレーキも強く踏むことになります。

06

ニュージーランドで特に注意したい横風

車高のある車は横風の影響を大きく受けます。しかもニュージーランドは風の強い国で、吹きさらしの海沿いの道路や橋、山あいの切れ目が数多くあります。トラックを追い越すときや、切り通しを抜けた瞬間には、突然横から押されるような風を受けます。

吹きさらしの区間ではハンドルを両手でしっかり握り、突風を受けてからではなく、受ける前に減速するのがコツです。風の強い区間を越える前には、NZTAの旅程プランナーを確認しておきましょう。Remutaka Hill Road(SH2)は強風時に通行止めになり、ほかの吹きさらしの道にも強風注意の情報が出ます。

覚えておきたいこと
  • 吹きさらしの区間の手前で減速
  • 強風で通行止めになる道もある
  • トラックや切り通しで急な横風
07

追い越すとき、追い越されるとき

キャンピングカーは加速が鈍いため、追い越すには、乗用車よりはるかに長い距離にわたって前方の道路が空いている必要があります。無理をしてまで追い越す価値は、ほとんどありません。ニュージーランドの国道の多くは片側1車線で、追い越し車線は限られており、追い越し時の事故も多いのが実情です。

後ろに車が連なってきたら、安全な場所で脇に寄せて先に行かせましょう。後続車の流れを妨げている場合は、安全になりしだい左に寄って先に行かせることが、道路のルールで義務づけられています。そうすれば、後ろのドライバーが焦って無理な追い越しをすることもなくなります。

08

駐車と車中泊のルール

キャンピングカーを駐車することと、その中で泊まることは別の問題です。合法的に駐車できる場所でも、夜間に車内で過ごすことは禁止されている場合があり、違反通知の多くは、実はこの違いをめぐって出されています。

市街地の駐車場の高さ制限には、キャンピングカーがしょっちゅう引っかかります。たいていは、高さ制限のバーが目の前に来て初めて気づくのです。入る前に高さ制限の標識を確認し、多くの町が大型車向けに用意している平面駐車場や臨時駐車場を使いましょう。

都市部では、キャンプ場かパークアンドライドの駐車場に車を置き、公共交通機関で中心部へ出るのが現実的です。そのほうが速くて安く、問題にうまく対処するより、問題そのものを避けられます。

09

フェリー、トンネル、高さ制限

クック海峡のフェリーの車両運賃は、バイクラックやトウバーを含めた全長で決まり、全長はチェックイン時に確認されます。都市部のトンネルや古い橋には高さや重量の制限があるものもあり、吹きさらしのルートのいくつかは強風時に通行止めになります。

車のサイズを正確に把握し、トンネルや低い橋のあるルート、フェリーの予約内容と照らし合わせておきましょう。当て推量で済ませると、ターミナルで高額な差額を払うことになったり、道路上ではもっと悪い事態を招いたりします。

覚えておきたいこと
  • フェリー料金は車のサイズで決まる
  • 高さと長さを正確に把握
  • 吹きさらしの道は強風で通行止めになることも
MAP

ルート上のスポット

Rental depotNarrow bridgesGravel roadsLow clearances

出発前に確認

ルールや状況は変わります。出発前に公式情報と、目的の公園やキャンプ場のページをあらためて確認してください。

FAQ

よくある質問

キャンピングカーの制限速度は乗用車と違いますか?+

いいえ、3,500kg未満のレンタルのキャンピングカーやモーターホームなら、ほとんどの場合は乗用車と同じです。市街地以外の道路でも、通常の制限速度がそのまま適用されます。それより重い車両や牽引している車には、低い制限速度が設けられています。また、制限速度はあくまで上限で、曲がりくねった道で目指すべき速度ではありません。

ニュージーランドでキャンピングカーを運転するときの落とし穴は?+

狭い道での車の高さと幅、吹きさらしの峠や橋での風、そして後ろに車の列をつくりがちなことです。この国では、道を譲って後続車を先に行かせるのが当たり前とされていて、それがリスクを減らすいちばんの方法です。

そのまま旅へ

立ち寄り先を保存して、旅全体を計画

保存したスポットから順路を組み、距離を計算し、日付、メモ、やることリストもまとめておけます。

アプリをダウンロード