キャンピングカーの予算で、広告に出ている1日あたりの料金は、実はいちばん気にしなくていい数字です。保険の免責額、走行距離の条件、フェリー、ルートの組み方、電源付きサイト(パワーサイト)に泊まる頻度のほうが、レンタル会社2社の料金差よりはるかに総額を動かします。
車両はパッケージ全体で比べる
見積もりは、日程、車両クラス、保険の免責額、走行距離の上限、付属の装備をそろえて比べましょう。表示料金が安くても免責額が5,000NZドルで1日の走行距離に上限があるプランと、少し高くても免責額が低く走行距離無制限のプランは、まったく別の商品です。
そのうえで、別料金の項目を足していきます。空港送迎、乗り捨て料金、追加ドライバー、寝具やキッチン用品のセット、免責額を下げる補償の料金です。こうした費用で2週間の旅に数百NZドル上乗せされるのはよくあることで、最初に比べた見積もりには出てきません。
- 日額だけでなく免責額も比べる
- 走行距離の上限を確認
- 乗り捨て・追加ドライバー料金も
保証金と仮押さえを理解する
多くのレンタル会社は、受け取り時にクレジットカードで仮押さえをかけます。免責額が高いと、その金額もかなり大きくなりがちです。請求ではなくあとで解除されるものですが、旅行中に使える利用枠はその分減ります。同じカードで燃料代やキャンプ場代を払うつもりなら、ここは見落とせません。
主運転者名義のクレジットカードが必要かどうかも確認しておきましょう。デビットカードは断られることがよくあります。午後11時に空港の営業所でそれを知るのは、旅の始まりとして本当に最悪です。
ルートを燃料代に換算する
全国平均ではなく実際のルートの距離を見積もり、寄り道や道間違い、まだ考えていないドライブの分として10〜15%を足しましょう。距離に車両の燃費(100kmあたりのリットル数)を掛けて100で割り、現在の1リットルあたりの価格を掛けます。
燃費12L/100kmのキャンピングカーで3,000km走ると、360リットルを使います。この計算の結果は、15NZドルと25NZドルのキャンプ場の差よりはるかに大きく効いてきます。燃料はたいてい予算で2番目に大きい項目で、最も甘く見積もられがちです。
- 寄り道分に10〜15%を足す
- 車両の実際の燃費を使う
- 燃料代はキャンプ場代を上回りがち
見積もりは早めに修正
最初の2回の給油で、給油量と走行距離を記録して計算し直しましょう。荷物の重さ、向かい風、山道、ルーフボックス、暖房のためのアイドリングは、どれも燃費をカタログ値より悪くし、4分の1ほど悪化することもあります。
へき地の燃料代は高く、都市部と、ウェストコースト(West Coast)やイースト・ケープ(East Cape)の小さな町とでは価格がかなり違います。できるだけ大きな町で給油しましょう。ただし、数セントを浮かせるために、長い空白区間の手前にある最後のスタンドを素通りするのは絶対にやめましょう。
フェリー代は固定費として計上
両島を回る旅では、クック海峡の渡航が避けられない大きな出費になります。料金は乗客の人数ではなく車両の全長で決まります。キャンピングカーで渡ると乗用車の数倍かかり、トレーラーを牽引したりバイクラックを付けたりすると、さらに料金区分が変わります。
夏の便は早めに予約し、いちばん安い運賃を選ぶ前に変更・キャンセルの条件を読んでおきましょう。払い戻し不可の運賃で浮かせた分は、天候や通行止めで別の便に変えざるをえなくなった時点で消えてしまいます。
- 料金は人数でなく車の大きさ
- 夏の便は早めに予約
- 安い運賃ほど変更が高くつく
泊まり方を意識して組み合わせる
無料の場所だけで組んだ旅には、外部の設備に頼らずに過ごせる車両が必要で、それでもシャワーや洗濯、水にはどこかでお金を払うことになります。ホリデーパークだけで組んだ旅は2〜3倍の費用がかかり、遅く着いて早く出る夜には、それに見合う得はほとんどありません。
現実的なのは、環境保全省(DOC)のキャンプ場や、公共の土地に泊まるフリーダムキャンプなど費用の安い夜を2〜3泊続け、そのあと設備の整った場所に1泊して、洗濯、温かいシャワー、充電、飲料水の補給、汚水の処理をまとめて済ませるパターンです。こうして計算すると、設備の整った1泊は、たいてい料金に見合う価値があります。
本当の予備費を確保する
誰の計画にも入っていない出来事のために、お金を取っておきましょう。タイヤ、フロントガラスの飛び石傷、フェリーの変更、峠の通行止めで有料の宿に泊まらざるをえない夜、天気が悪くてキャビンに泊まるのが賢明な日などです。余裕のない予算だと、ちょっとしたトラブルのたびに、旅を続けるかどうかを考えることになります。
3〜4日たったら実際の支出を見直し、修正が小さくすむうちに調整しましょう。予算からずれていくのはほぼ決まって、宿泊費ではなく食費、コーヒー代、有料のアクティビティで、どれも元に戻しやすい項目です。
- 本当の予備費を確保
- 最初の週に支出を見直す
- ずれるのは宿より食費と遊び
ルート上のスポット
出発前に確認
ルールや状況は変わります。出発前に公式情報と、目的の公園やキャンプ場のページをあらためて確認してください。
よくある質問
ニュージーランドのキャンピングカー旅は1日いくら?+
大きいのはレンタル代と燃料代で、キャンプ場代はたいていいちばん小さな項目です。現実的な1日の費用をレンタル代、燃料代、キャンプ場代、食費、アクティビティに分けてみると、いちばん安いプランと快適なプランの差は、主に食費とアクティビティです。
キャンピングカーは、レンタカーと宿泊の組み合わせより安いですか?+
夏の長い旅なら、たいていは安くなります。短い旅では、そうならないことが多いです。キャンピングカーは1日の料金が高く燃費も悪いので、元が取れるのは、ほとんどの夜で有料の宿泊の代わりになる場合だけです。
そのまま旅へ
立ち寄り先を保存して、旅全体を計画
保存したスポットから順路を組み、距離を計算し、日付、メモ、やることリストもまとめておけます。



