燃料費を見れば、旅程の組み方がそのまま数字になります。2026年10月9日付の週、MBIE(ビジネス・イノベーション・雇用省)が発表した全国平均の店頭価格は、レギュラー91が1リットル3.54NZドル、ディーゼルが3.24NZドルでした。この1年は、2月の2.56NZドルから4月の3.44NZドルまで大きく変動しています。
10通貨での価格表
ガソリンの基準価格は、MBIEによる2026年10月9日付の週のレギュラー91の全国平均店頭価格(暫定値)です。ルートの例は、へき地での価格差を考慮する前の単純計算です。
| 項目 | NZD | USD | GBP | AUD | JPY | EUR | CNY | KRW | INR | SGD |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| レギュラーガソリン(91)1リットル | NZ$3.54 | $2.08 | £1.54 | A$2.94 | ¥331 | €1.80 | 元 14 | ₩2,944 | ₹198 | SGD 2.66 |
| 燃費9L/100kmで500km45L | NZ$159 | $94 | £69 | A$133 | ¥14,904 | €81 | 元 631 | ₩132,458 | ₹8,929 | SGD 120 |
| 燃費11L/100kmで1,000km110L | NZ$389 | $229 | £169 | A$324 | ¥36,432 | €198 | 元 1,542 | ₩323,786 | ₹21,826 | SGD 293 |
| 燃費12L/100kmで3,000km360L | NZ$1,274 | $748 | £554 | A$1,060 | ¥119,232 | €648 | 元 5,048 | ₩1,059,664 | ₹71,430 | SGD 959 |
各通貨の金額はNZD建ての基準価格を機械的に換算したもので、カードや現金での実際のレートではありません。銀行や決済サービスは独自のレートと手数料を適用します。
自分の車の燃費で計算する
計算は、走行距離(km)に燃費(L/100km)を掛けて100で割り、さらに1リットルあたりの価格を掛けて求めます。燃費は小型車の平均値ではなく、荷物を積んだキャンピングカーで実際に出そうな数字を使いましょう。
回り道や現地での移動の分も足しておきましょう。2,000kmのルートでも、キャンプ場への出入りや買い出し、展望スポットへの寄り道で、数百km余分に走ることがあります。
地域による差を見込む
へき地のガソリンスタンドや観光客の多いルート沿いでは、全国の基準価格より高いことがあります。給油できない区間が長く続く前には、満タンにしておきましょう。少しでも安く済ませようと、確実に給油できるスタンドを素通りするのは得策ではありません。
向かい風、山道、屋根に積んだ装備、荷物の重さは、どれも燃料の消費を増やします。最初の2回の給油を終えたら、見積もりを見直しておくと安心です。
価格の変動を甘く見ない
Stats NZ(ニュージーランド統計局)によると、2026年9月までの1年間でガソリンは24.3%、ディーゼルは55.8%値上がりしました。MBIEによるレギュラー91の月平均は、1月2.59NZドル、2月2.56NZドル、3月3.00NZドル、4月3.44NZドル、5月3.27NZドル、6月3.16NZドル、7月2.98NZドル、8月3.03NZドル、9月3.16NZドルでした。数か月前の数字を使うと、ルートの燃料費を1リットルあたり50セント低く見積もってしまうことがあります。
燃料費計算ツールには当日の店頭価格を入れ、へき地を走る区間に備えて余裕を持たせておきましょう。
ガソリン、軽油、道路使用料の違い
ディーゼルは2026年の大半で91より1リットルあたり安く、10月は約30セント安くなっていました。ただし、4月から5月にかけての6週間はディーゼルのほうが高くなりました。ディーゼル車はこれとは別に道路使用料(RUC)も支払う必要があり、1,000km単位で前もって購入します。レンタルする場合は、RUCが1日の料金に含まれているか、返却時に請求されるかを確認しましょう。ガソリン車との比較が大きく変わるからです。
自家用車の場合、走る距離をカバーする有効なRUCが必要で、取り締まりもあります。購入はオンラインか車両登録の窓口で簡単にできますが、購入した距離を超えて走ると罰則の対象になります。
- ディーゼル車は燃料代とは別にRUC
- レンタル料金にRUC込みか確認
- RUCは走行距離の先まで買っておく
燃料がいちばん高い場所
価格がいちばん安いのは主要都市や、スタンドどうしが競い合う郊外です。いちばん高いのは、スタンドが1軒しかないへき地の区間です。ウェストコースト、フィヨルドランド、イースト・ケープ、オタゴ内陸部、北島の最北部はどこも割高で、かなりの差がつくこともあります。
割高だからといって、燃料を減らしたまま走る理由にはなりません。少し高い値段で20リットル入れる費用は、電波の届かない場所でガス欠になることに比べれば、ごくわずかです。それに、いちばん値段が高いスタンドは、たいてい100km先まで競合店がない場所にあります。
燃費を実際に左右するもの
荷物の重さ、ルーフボックス、向かい風、長く続く上り坂、スピードは、どれも燃費に響きます。荷物を積んだキャンピングカーでカンタベリー地方の北西風(ノーウェスター)に向かって走ると、カタログ値より4分の1ほど多く燃料を使うこともあります。エアコンの影響は小さいものの、暖房のためにアイドリングを続けると、多くの人が思う以上に燃料を消費します。
タイヤの空気圧も燃費を左右します。空車のときではなく、荷物を積んだときに合わせて調整しましょう。レンタルのキャンピングカーは空気圧が不足したまま渡されることが多く、燃費と操縦安定性の両方が悪くなります。
- 空気圧は荷物を積んだときに合わせる
- 向かい風はエアコンより燃料を食う
- 速度が上がるとルーフボックスが燃費に響く
旅を削らずに燃料費を減らす
いちばん大きな節約は、余計な走行距離を減らすことです。近い立ち寄り先をまとめて回り、来た道を引き返すルートを避け、10日間で南北両島をじっくり見るのは無理だと割り切りましょう。運転の仕方をどれだけ工夫するより、そのほうがずっと効果があります。
それに加えて、一定の速度で走ることと早めのブレーキも、多少は効果があります。役に立たないのは、ニュートラルでの惰性走行(下り坂でエンジンブレーキが効かず、車の制御も失われます)と、適さない容器で燃料を持ち運ぶことです。
割引制度と給油する場所の選び方
大手の燃料チェーンは、スーパーでの買い物額に応じた割引制度を設けていて、割引クーポンは一部のカードの特典と併用できます。長旅ではしっかり節約になりますが、へき地の区間に入る前の最後のスタンドを素通りしてまで使うほどの額にはなりません。
小さな町には無人のセルフ式スタンドが多く、たいてい安めですが、海外発行のカードが使えない場合があります。予備のカードを持っておくと安心です。タンクが空のまま夜遅くに無人スタンドに着き、カードが使えるはずと当てにするのはやめましょう。
同じ地域の中でも、町によって値段にはっきりした差があります。主要都市では、郊外を抜ける手前の最後のスタンドを当てにせず、街を出る前に給油しておくのがおすすめです。その最後のスタンドが、ルート上でいちばん高いことがよくあるからです。
ルート上のスポット
出発前に確認
ルールや状況は変わります。出発前に公式情報と、目的の公園やキャンプ場のページをあらためて確認してください。
よくある質問
ニュージーランドのガソリン代はいくらですか?+
2026年10月9日付の週のレギュラー91の平均価格は1リットル3.54NZドル(MBIE)なので、燃費11L/100kmで1,000km走ると燃料費は約390NZドルです。へき地では価格がはっきり上がります。また、ディーゼル車は道路使用料も支払う必要があり、これを予算に入れ忘れる人がよくいます。
ニュージーランドのロードトリップの燃料費はどう見積もればいいですか?+
ルートの距離に寄り道や地形の分として3分の1を足し、カタログ値ではなく自分の車の実際の燃費で割って求めます。起伏の多い国道を向かい風の中で走るキャンピングカーは、カタログどおりの燃費にはなりません。
そのまま旅へ
立ち寄り先を保存して、旅全体を計画
保存したスポットから順路を組み、距離を計算し、日付、メモ、やることリストもまとめておけます。



