環境保全省(DOC)が管理する山小屋(ハット)は950か所を超えます。KiwiCampingのDOCデータには、そのうち927か所が載っています。暖房とマットレスを備えた設備付きの山小屋から、寝台2つのビビィ(ごく小さな簡易避難小屋)まで種類はさまざまです。大半は南島にあり、カンタベリーだけで180か所、ウェストコーストに140か所あります。北島ではルアヒネ・カウェカ・タラルアの3山脈に多く集まっています。2026年8月24日に確認したデータでは、927か所のうち予約できたのは127か所だけでした。その後DOCは設備付きの山小屋をすべてオンライン予約に移しました。それでも大半の山小屋は今も先着順です。基本の山小屋は無料で、標準の山小屋はハットチケットかBackcountry Hut Passで支払います。

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山小屋の種類と2026/27年の料金

設備付きの山小屋にはマットレス・給水・トイレ・手洗い場があり、燃料付きの暖房も備わっています。2026/27年の大人1泊の料金は、5月〜9月が25NZドルです。10月〜4月は平日の夜が28NZドル、金曜と土曜の夜は32NZドルです。12月〜2月はそれぞれ29NZドルと34NZドルになります。子どもは半額です。山小屋の横でキャンプする場合も、山小屋料金の半額です。標準の山小屋にはマットレス・水・トイレがあり、森林限界より下では薪ストーブも付いています。料金は大人15NZドル、子ども7.50NZドルです。基本の山小屋とビビィは無料です。雨風はしのげますが、ほかにはほとんど何もありません。KiwiCampingのデータでは、設備付きが96か所、標準が408か所、基本が372か所です。

この区分の外にある山小屋が3種類あります。1つ目はグレートウォークの山小屋で、KiwiCampingのデータには33か所あります。料金はコース・時期・居住者かどうかで決まり、グレートウォークのシーズン中は予約が必要です。2つ目は個別料金の山小屋で、Mueller Hutのような設備付きの高山の山小屋も含まれます。料金はそれぞれ独自に決まっています。3つ目はクラブの山小屋で、New Zealand Alpine Clubなどのクラブが運営しています。いずれも、各山小屋のDOCのページで確認しましょう。どの種類でも、屋根があるからといって装備が要らなくなるわけではありません。寝袋・コンロ・食料・ヘッドランプ・防寒着は必ず持っていきましょう。

覚えておきたいこと
  • 設備付きは季節で25〜34NZドル、標準は15NZドル、基本は無料
  • グレートウォークと高山の山小屋は個別料金
  • 種類を問わず装備は一式持参
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地域別に見る山小屋の場所

山小屋の大半は南島に集まっています。カンタベリーは180か所で、サムナー湖森林公園(Lake Sumner Forest Park)とアーサーズ・パス国立公園に多くあります。ウェストコーストは140か所です。多くはウィットコム(Whitcombe)渓谷とスティクス(Styx)渓谷の奥にあります。ネルソン/タスマンは99か所です。カフランギ国立公園(Kahurangi)に45か所、ネルソン・レイクスに24か所あります。オタゴは78か所で、マウント・アスパイアリング国立公園とハウェア保全公園(Hāwea Conservation Park)に12か所ずつあります。サウスランドは70か所で、うち30か所はスチュワート島(ラキウラ)にあります。マールボロは60か所です。フィヨルドランドは55か所で、ほぼすべてがフィヨルドランド国立公園の中にあります。

北島では、ホークス・ベイが55か所で、カウェカとルアヒネの両森林公園に分かれています。マナワツ/ファンガヌイ(Manawatū/Whanganui)は43か所です。イーストコーストは38か所で、テ・ウレウェラとファイリナキ(Whirinaki)にまたがっています。ワイララパは36か所です。ウェリントン/カピティ(Kāpiti)は24か所で、大半がタラルア山脈にあります。北島中央部は16か所で、うち10か所がトンガリロ国立公園にあります。ベイ・オブ・プレンティ、タラナキ、ノースランド、ワイカト、コロマンデル、オークランドは、いずれも8か所以下です。

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ハットチケット・パス・予約のしくみ

予約制でない山小屋では、Backcountry Hut Ticketで支払います。チケットは出発前に買い、現地の無人の料金箱に入れます。設備付きと標準の山小屋の大半に12か月使えるBackcountry Hut Passでも支払えます。2026年11月1日からは、DOCのオンライン予約システムでもハットチケットを買えます。紙のチケットは2027年11月1日まで有効です。予約制の山小屋は、bookings.doc.govt.nzで予約と支払いをします。2026年10月1日からは、設備付きの山小屋もすべてここで予約します。そのためServiced Hut Ticketは廃止に向かっています。

よくある間違いは、パスやチケットを予約と思い込むことです。どちらもベッドを確保するものではありません。先着順の山小屋で優先されることもありません。Hut Passは、予約時に入力すれば一部の予約制の山小屋で使えます。ただし、予約シーズン中のグレートウォークの山小屋と、DOCの対象外リストにある山小屋には使えません。出発前に、泊まる山小屋がどの方式かを確認しておきましょう。

覚えておきたいこと
  • パスは予約ではない
  • ハットチケットは2026年11月1日からオンラインでも購入
  • グレートウォークの山小屋は数か月前に満室に
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満員の山小屋も緊急時の避難場所に

予約制の山小屋では、DOCは予約のない人の場所を確保していません。満員なら断られることもあります。予約制でない山小屋のベッドは先着順です。満員でも締め出さず、床のスペースを空けるのが慣習です。悪天候のときは、どの山小屋も緊急避難所として開いています。ベッドが埋まっていても、暗い中を先へ進むのはやめましょう。

マットなど、床で寝るための装備を持っていきましょう。天気が許し、その場所でキャンプが認められているなら、テントも十分に使える選択肢です。1月の人気トラックでは、山小屋は満員になるものと考え、それに合わせて計画しましょう。

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水・調理・火

山小屋の水は、処理してから飲みましょう。例外は、その山小屋についてDOCの最新情報が飲用可としている場合だけです。屋根から集めた水は汚染されていることがあります。ニュージーランドの山奥の水にはジアルジアもいます。いちばん確実なのは煮沸で、DOCの目安は3分です。原虫に対応したフィルターでも効果があります。トラブルの原因は、大丈夫だろうという思い込みです。

調理は自分のコンロで、屋外か指定の場所でします。テントの中では絶対に調理しないでください。火が用意されている山小屋では、薪は控えめに使いましょう。自分より悪い天気の中で次に着く人のために、焚き付けを補充しておきます。

覚えておきたいこと
  • 指示がなければ水は処理する
  • コンロは必ず持参
  • 出発前に焚き付けを補充
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山小屋のマナー

室内では靴を脱ぎます。荷物はテーブルやベンチに広げず、自分の寝台にまとめましょう。夜は早めに静かにし、朝も静かに動きます。トランピング(ニュージーランドでいう山歩き)の人は夜明け前に出発するうえ、きつい1日を終えた全員が同じ部屋で眠るからです。

山小屋のノートには、毎回必ず記入しましょう。日付と行動予定も書いておきます。記入はマナーですが、それ以上に大切な役割があります。同行者が予定を過ぎても戻らないとき、捜索救助の手がかりになるのです。

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山小屋を出るとき

床を掃き、雨戸とドアをきちんと閉めましょう。持ち込んだものは、食べ残しも含めてすべて持ち帰ります。山小屋に残したごみはネズミを呼び寄せます。ごみの回収サービスもありません。置いていったものは、ほかの登山者が持ち帰るまで残り続けます。

破損や壊れたストーブ、止まった給水、危険な箇所に気づいたら、旅のあとにDOCへ報告しましょう。報告はDOCが修理の優先順位を決める助けになります。5分のメッセージで、次のグループが使えない建物にたどり着く事態を防げます。

覚えておきたいこと
  • ごみも食べ残しもすべて持ち帰る
  • 雨戸とドアを閉める
  • 破損は旅のあとにDOCへ報告
MAP

ルート上のスポット

Serviced hutsStandard hutsBasic hutsGreat Walk hutsHut tickets

出発前に確認

ルールや状況は変わります。出発前に公式情報と、目的の公園やキャンプ場のページをあらためて確認してください。

FAQ

よくある質問

DOCの山小屋は予約が必要ですか?+

予約が必要なのは一部の山小屋だけです。グレートウォークの山小屋と一部の人気の山小屋は、bookings.doc.govt.nzで予約します。2026年10月1日以降は、設備付きの山小屋もすべて予約制です。標準の山小屋の多くは先着順で、ハットチケットかBackcountry Hut Passで支払います。基本の山小屋は無料です。

DOCの山小屋は1泊いくらですか?+

2026/27年は、標準の山小屋が通年で大人15NZドル、子ども7.50NZドルです。設備付きの山小屋は5月〜9月が25NZドル、10月〜4月が28〜34NZドルです。基本の山小屋とビビィは無料です。グレートウォークの山小屋と個別料金の山小屋は、それぞれ独自の料金です。

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