予約内容に別の記載がない限り、山小屋の予約で確保できるのは共用の避難所を使う権利で、個室や決まった寝台ではありません。山小屋が満員だったり、壊れていたり、たどり着けなかったりしても対応できるよう、一人ひとりが装備と判断力を備えておく必要があります。

01

必要な予約や利用券を持つ

予約制の山小屋は、泊まる小屋と日付を指定して予約しましょう。予約のいらない施設には、所定のチケットかパスを用意します。証明になるものは、圏外でも見られるようにしておきましょう。

人気の山小屋で、予約なしでも空きがあるはずと当てにしてはいけません。悪天候のときは緊急の避難場所として使えるので、その意味でも装備はコンパクトにまとめ、ほかの人の迷惑にならないようにしておきましょう。

02

ひとつの部屋で過ごす

空いている寝台を選び、寝具はひとまとめにして、静かに過ごす時間帯を守りましょう。料理は決められた場所でだけ、火から目を離さずに。ネズミを寄せつける食べ物は、決して出しっぱなしにしてはいけません。

暖房用の燃料は控えめに使い、山小屋ごとの火の扱いの指示に従いましょう。濡れた衣類で出入口や寝台、調理スペースをふさがないようにします。

03

安全に出発する

出発前には調理台をきれいにし、求められている場合は床を掃き、扉を閉めて、ごみはすべて持ち帰りましょう。水は最新の案内に従って、浄水処理するか煮沸します。

行動予定は信頼できる人に伝えておき、ナビゲーション用具と緊急用の装備を携行しましょう。山小屋があってもトラック(登山道)が安全になるわけではなく、救助を呼ぶための通信手段が保証されているわけでもありません。

04

満員の山小屋と予約

予約制でない山小屋の寝台は先着順で、満員になっても締め出さず床で寝てもらうというのが昔からの慣習です。一方、グレートウォークのシーズン中のグレートウォークの山小屋を含め、予約制の山小屋は仕組みが違います。予約が必要で、予約がなければ断られることがあります。寝台が埋まっているからといって、暗いなかを先へ歩き続けるのはやめましょう。同じように、先に着いた人に寝台を譲ってもらえるとも期待しないでください。

床でも本当に眠れるように、マットを持っていきましょう。キャンプが認められている場所で天候も許すなら、テントがあれば現実的な選択肢になります。夏の人気のトラックでは、山小屋は満員になるものと考えて計画を立てましょう。

覚えておきたいこと
  • 満員なら床で寝る
  • マットは必ず持参
  • 夏は満員を前提に
05

ハットブックには毎回記入

入山届のノートは、グループが予定を過ぎても戻らないとき、捜索救助隊が最初に確認する場所のひとつです。正確な記入のおかげで捜索が早く済んだ例は数多くあります。日付、メンバー、どこから来て次にどこへ向かうかを書いておきましょう。

ノートに欄があれば、到着時だけでなく出発時にも記入しましょう。到着の記録だけが残って出発の記録がないと、本来は必要のなかった捜索が始まってしまいます。

06

火・燃料・調理

ストーブのある山小屋では、薪は節約して使いましょう。次に来る人は自分より悪い天気の中で着くかもしれないので、焚き付けを補充しておきます。ストーブでごみを燃やしてはいけません。煙突を傷めるうえ、においが残ってみんなが迷惑します。

料理は自分のコンロで、決められた場所か屋外でしましょう。テントの中や狭い前室では決して火を使わないこと。燃料は行程分に余裕を足して持っていきます。山小屋では手に入らず、人のコンロを借りるのは相手の負担になります。

覚えておきたいこと
  • 出発前に焚き付けを補充
  • ストーブでごみを燃やさない
  • コンロと燃料は自分で持参
07

来たときよりも美しく

床を掃き、風やネズミが入らないよう雨戸と扉の留め金をしっかり閉めましょう。食べ残しも含め、持ち込んだものはすべて持ち帰ります。奥地の山小屋にはごみの収集がないので、残したものは、ほかのハイカーが持ち帰るまでそのまま残ります。

破損、給水設備の故障、危険箇所に気づいたら、山行のあとで環境保全省(DOC)に報告しましょう。修繕は報告のあったものから優先されます。短い連絡ひとつで、次のパーティーが使えない建物にたどり着く事態を防げます。

08

知らない人と山小屋を分け合う

奥地の山小屋では、初対面の十数人が、きつい一日のあとにひとつの部屋で過ごします。マナーのほとんどはそこから来ています。荷物は自分のスペースに収め、人の顔の前でコンロを使ったり明るいライトを向けたりせず、誰かがいびきをかくのは仕方ないと受け入れましょう。

頼まれるのを待たずに、ベンチや寝台の場所を空けましょう。遅れて着くパーティーは、たいてい濡れて冷えきっています。温かく迎えてもらえる山小屋になるか、居心地の悪い山小屋になるかは、先に着いた人しだいです。

暗くなってからは、ヘッドランプを赤色モードにしましょう。ほかの人より早く出発するなら、荷造りは入口のポーチで済ませます。午前5時にドライバッグをがさがさ鳴らす音は、ニュージーランドの山小屋で特によく聞かれる苦情のひとつです。

09

予約シーズンとオフシーズンの違い

グレートウォークの山小屋は、予約制のシーズン中は料金が高く、管理人が常駐し、設備もすべてそろっています。シーズンが終わると、設備の水準も料金も一段下がります。オフシーズンには、ガス、暖房、場合によっては給水設備も撤去されます。

夏の紹介文ではなく、自分の日程で山小屋に実際に何があるのかを確認しましょう。オフシーズンのグレートウォークの山小屋は、写真から想像するよりかなり寒く、がらんとしていることがあります。

覚えておきたいこと
  • シーズン外は設備が減る
  • ガスや暖房の撤去もある
  • 自分の日程で設備を確認
MAP

ルート上のスポット

Great Walk hutsServiced hutsStandard hutsBasic huts

出発前に確認

ルールや状況は変わります。出発前に公式情報と、目的の公園やキャンプ場のページをあらためて確認してください。

FAQ

よくある質問

満員のDOC山小屋で断られることはありますか?+

予約制の山小屋なら、あります。寝台を使えるのは予約した人だけです。先着順の山小屋では誰も追い出されません。だからこそマナーが大切で、人気のトラックでは必ずテントかビビィサックを持っていくべきなのです。

山小屋を出る前に何をすればいいですか?+

床を掃き、使った分の薪を補充し、ごみはすべて持ち帰り、ハットブックに記入します。ハットブックへの記入は、単なる礼儀にとどまりません。予定を過ぎても戻らない人が報告されたとき、捜索救助隊が読むのがこのノートだからです。

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立ち寄り先を保存して、旅全体を計画

保存したスポットから順路を組み、距離を計算し、日付、メモ、やることリストもまとめておけます。

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